防風通聖散に入っている生薬【黄ゴン(オウゴン)】の特徴と効果

黄ゴンは朝鮮半島や中国北部などに幅広く分布しているシソ科の黄金花(コガネバナ)の根を乾燥させたものです。
実はこの花、花びら自体は紫色ですが、根が金色であることから、「黄金花」と呼ばれています。

黄ゴンの効果について

主な効果は、余分な熱を発散させる解熱作用
肺からの熱をとり、血圧を下げて動脈硬化を予防します。
抗菌作用もあり、体内で起こる炎症などを抑えることもできます。
この抗菌作用を発揮することにより、腸での炎症を抑えて内蔵の調子を整えるのです。
他にも利尿作用やアレルギーを抑える作用もあります。

 

漢方薬を服用するとき、体に余分な熱があると副作用が出たり、不調を起こしやすくなったりするため、黄ゴンを使って体の熱を放出するのです。
尿も熱を持っているため、利尿作用により尿を対外に放出し、余分な熱を取り除く目的があります。

 

漢方薬は複数の生薬が配合されているので、それぞれの生薬の効果が強く出すぎてしまうこともあります。
それを防ぐために、黄ゴンは各生薬のバランスを整え、全体をサポートする役目をもつ生薬だと言えますね。

黄ゴンの副作用について

黄ゴンは、肺と肝機能に副作用が出やすく、乾いた咳や息切れなどがある場合には注意が必要です。
服用を始めて数ヶ月すると全身の倦怠感、食欲不振などの症状が表れてくるので、その場合は一度服用をやめて医者に相談してください。

 

また、似たような作用がある生薬「オウギ」や「オウレン」などとの併用は控えるようにしましょう。
副作用が出てしまう可能性が高くなります。