防風通聖散に入っている生薬【麻黄(マオウ)】の特徴と効果

麻黄は全体が緑色の、草のような小低木からできた生薬です。
シナマオウなどの、地上に出ている茎の部分を乾燥させて作ります。
中央北部や東南アジアなどに自生しています。

麻黄の効果について

麻黄の有名な成分はエフェドリンです。
医療用の薬としてもよく使われています。
エフェドリンには気管支を広げて咳を鎮める作用があります。
そのため、喘息の患者に処方される薬などに含まれているのです。
他にも、血管を収縮させることで鼻粘膜の充血をとり、鼻の通りを良くする作用もあります。

 

麻黄はインフルエンザのときに処方される漢方薬にもよく配合されています。
風邪の引き始めに感じる悪寒を抑えたり、関節痛を緩和したりするので、特にインフルエンザ初期に効果があるのです。

麻黄の副作用について

麻黄に含まれるエフェドリンは、過剰摂取すると血圧上昇、不眠、発汗過多、動悸、皮膚のかゆみなどの副作用が出ることもあります。
交感神経に働きかけるため、興奮状態になりやすく、高血圧の方や心臓の弱い方には効き目が強く出るので注意が必要。

 

また、摂取を長く続けると食欲不振になり、痩せることができますが、これは危険なダイエット法のためおすすめできません。

 

特にこれといった飲み合わせの相性が悪い生薬はありませんが、防風通聖散と一緒に麻黄がたくさん含まれている「麻黄湯」などの漢方薬を服用するのは避けましょう。