防風通聖散に入っている生薬【桔梗(キキョウ)】の特徴と効果

桔梗(キキョウ)は、植物のキキョウの根の部分を乾燥させて作った生薬です。
キキョウは日本でも庭で栽培したり、観賞用に育てられる植物なので、なじみのある人もいるのではないでしょうか。

 

7月から9月にかけて紫色の花を咲かせ、秋の七草にも数えられる代表的な花です。
日本の山や野原でも自生していますが、生薬として使われるのは主に中国主原産のものとなっています。

桔梗の効果について

桔梗の主な働きとして、痰を切る働きやせきを鎮める働きがあります。
また、のどや気管支、肺の炎症や痛みを抑えたり、熱を下げたりする作用があるため、のどからくる風邪、扁桃腺が腫れたとき、そして気管支炎の症状のときによく処方されます。

 

桔梗は主に呼吸器疾患の薬として使われますが、その他にも血管を拡張させ、それにより血圧を下げる効果や、膿を出しやすくする効果もあるため、できものが化膿したときにも有効な生薬です。
しかも、他の生薬の効果を体の病変部に運ぶ役割もあるため、漢方薬には欠かせない生薬とも言えます。

桔梗の副作用について

桔梗は腸粘膜に対して刺激を持つため、胃腫瘍や症状の激しい胃炎などがある場合に服用してしまうと、胃が荒れて下痢や腹痛などになってしまいます。
痩せていて体力があまりない人も服用は避けた方がいいでしょう。