防風通聖散に入っている生薬【白朮(ビャクジュツ)】の特徴と効果

白朮(ビャクジュツ)はキク科のオケラやオオバナオケラなどの根を乾燥させたものからできた生薬です。
中国はもちろん、朝鮮半島や日本の日当たりの良い山や丘などに一年中自生している草です。

白朮の効果について

ビャクジュツの主な効果は、尿を出しやすくする効果です。
ほとんどの漢方薬は体温を上げ、それにより新陳代謝を高めます。
しかし、体温が上がり過ぎてしまうこともあり、逆に高血圧や動悸、冷や汗などの悪い影響が出やすくなります。

 

尿には熱があるので、ビャクジュツの利尿作用により尿を出すということは、体に溜まった熱を放出するということでもあるのです。
尿を出せばむくみが解消されるのはもちろん、血圧も下がり、ほてり、頭痛、動悸などが改善されます。

 

他の効果としては血糖値を下げることからダイエットにも良い生薬とされています。
胃を健康にしたり、消化の働きを助けたりして、胃腸の調子も整えてくれます。
そのため、下痢のときなどにもおすすめの生薬です。

白朮の副作用について

防風通聖散は便秘を解消することでダイエット効果を発揮する一方で、効きすぎると副作用として下痢になってしまうことがありますよね。
できるだけ下痢を抑えるという意味でも、防風通聖散に含まれています。

 

白朮は他の生薬と混ぜ合わせて体の調子を整える役割の生薬であるため、これといって飲み合わせの悪い生薬はありません。