防風通聖散に入っている生薬【芒硝(ボウショウ)】の特徴と効果

芒硝は植物の根からできた生薬ではなく、鉱石からとれた生薬です。
生薬というと植物からできるイメージですが、天然のものから用いることができるものも生薬なのです。

 

天然の硫酸ナトリウム鉱石からとれ、温泉に入っている成分でもあります。
入浴剤にもよく配合されており、化粧品にも入っているなど、漢方薬に限らず慣用性の高い生薬だと言えます。
アメリカ、カナダ、ロシアなどの砂漠地帯など、温泉のあるところならどこにでも存在していますが、漢方薬に使われる芒硝は主に中国のものです。

芒硝の効果について

芒硝は幅広い分野で使用されますが、医学的な用途としては塩類下剤としての作用があります。
芒硝の成分である硫酸ナトリウムは腸壁を自由に行き来できないため、それが胃腸内にあると浸透率が高まります。
その結果、胃腸内に水分が移行して、腸のぜんどう運動を促すといったメカニズムです。

芒硝の副作用について

多量の服用や胃腸の弱い人の服用はおすすめできません。
服用すると下痢、腹痛、むくみといった副作用が表れます。
妊娠している方だと流産を招く可能性があるので、服用は控えましょう。
他にも、芒硝には塩分も含まれているため、治療上食塩制限のある人も避けましょう。

 

他の生薬との飲み合わせは、同じ下痢作用のある「ショウマ」や「ケイヒ」などは避けた方が無難です。