防風通聖散に入っている生薬【防風(ボウフウ)】の特徴と効果

「防風通聖散」という名前にあるように、主な生薬となっているのが防風です。
防風とは、セリ科の植物「ボウフウ」の根を乾燥させたもの。
漢方に使われているのは中国が主原産のものです。
日本に自生している「ハマボウフウ」と似ているようですが、こちらはまったくの別物で漢方には使われません。

防風の効果について

防風の主な効果としては、体温を上げて代謝を良くし皮膚の炎症を抑えたり、関節痛や頭痛、リウマチなどの痛みを和らげたりといったものがあります。

 

発汗作用や頭痛の鎮痛作用があるので風邪薬に使われることも多く、ニキビや湿疹、じんましん、カサカサ肌のかゆみやアトピー性皮膚炎にも効くので皮膚科で処方される薬に入っているなど、慣用性の高い生薬だと言えます。
他にも、心を落ち着けてストレスを軽減する作用も期待できます。

防風の副作用について

防風による副作用には、まれに血圧の上昇や心拍数の上昇によるむかつきやのぼせなどがありますが、防風単体を飲んでもほとんど発症することがないので、そこまで気にする必要はありません。

 

また、防風は1日の摂取量が特に決められているわけではないので、他の生薬との飲み合わせなどに関してもそこまで神経質になる必要はありません。
実際に服用するときには防風単体というよりも、いくつかの生薬が配合された漢方薬を飲むことがほとんどのため、漢方薬の飲み合わせに注意した方がいいでしょう。