漢方 証

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漢方における「証」は2種類!
案外簡単で覚えやすい

漢方薬選びで絶対に知っておくべき言葉の中に「証」というものがあります。

 

この証とは一体なにか?
簡単に言えば、個々の
体質や体格、体調、症状などのことを言い、次の2種類が存在します。

 

証の種類と内容

実証
(じっしょう)

体力が充実している
ガッチリな体格
筋肉質
お肌にツヤ・ハリがある
ガテン系
声が大きい
胃腸は強いほう
汗っかき

 

要するに
【元気な人】

虚証
(きょしょう)

体力がない
華奢(きゃしゃ)な体つき
細い・ヒョロい
お肌カサカサで荒れやすい
事務系
か細い声
胃腸が弱く下痢が多い
寒がり

 

要するに
【虚弱体質な人】

このように、虚証と実証は相反する内容になっています。
陰と陽のイメージで覚えておけばややこしくないかもしれませんね。

 

虚証”と“実証”あなたはどちらでしたか?

虚証と実証は
どこを見れば分かるの?

自分がどちらの証なのか?が分かったら、次はその証に合った漢方薬を選ぶ必要があります。

 

虚証と実証、どちらの証に向いているお薬なのか?は、漢方薬のパッケージに書いているのでチェックしてみて下さい。

 

例)コッコアポEXの説明書き

コッコアポの説明書き皮下脂肪や内臓脂肪を減らす漢方薬(防風通聖散)として有名な《コッコアポEX》が手元にあったので、ビンの裏面に書いている効能の部分を確認してみました。

“体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな〜”

と書かれているので、
これは実証タイプ向きの漢方薬ですね。

 

漢方薬の種類によって、どちらの証に向いているのか?が違います。
簡単にまとめたので参考にしてください。

■ 漢方薬と証の関係(表) 一例
実証 防風通聖散
(ぼうふうつうしょうさん)
葛根湯(かっこんとう)
大柴胡湯(ダイサイコトウ)
大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)
虚証 防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)
実と虚の中間 胃苓湯(イレイトウ)
特になし 五苓散(ゴレイサン)

知りたい漢方薬の証がこの表にないときは、販売店の薬剤師さんに質問すると丁寧に教えてくれる…ハズです。

証の他にも3つの要素がある

上で説明をした実証・虚証の他にも、漢方薬の世界では不調の原因を3つのグループに分けて考えています。

 

3つの不調 グループ分け

気(き)

元気、気力などの言葉に使われているように、目には見えないエネルギーの事を指します。
精神的な不調もこの「気」に分類されます。

<主な症状>
気疲れ、倦怠感、息苦しさ、腹部の膨張感、動悸、多汗、不安感、うつの症状 など

血(けつ)

カラダの巡りに不調があるときに分類されるグループで、一般的には血液のことを指します。
血液以外にも、便通やターンオーバーなどの新陳代謝絡みの不調もここに入ります。

<主な症状>
生理の異常、便秘、お肌のシミ、低血圧、貧血、乾燥肌、脱毛症、血行不良 など

水(すい)

血液以外の体液に関わる不調は全てココに分類されます。
代表的なものだと“むくみ”がありますね。

<主な症状>

むくみ、偏頭痛、下痢、眩暈 など

3つの不調グループと実証・虚証を組み合わせることで、患者に合った漢方薬を導き出す。
これが漢方の基本的な考え方です。