早期発見がキモ!こんな症状がでたらO157を疑うべし!

細菌O157は4〜9日の潜伏期間があり、その間は症状が出ません。
(潜伏期間が長いのもO157の特徴です)

 

発症してからはどのような症状がでるのか?症状の経過をまとめたのでチェックしてみて下さい。

発症したあとの症状の変化

【発症1日目】

下腹部の痛みと下痢が起こる

 

【発症3日目】

激しい腹痛と出血性大腸炎に襲われる
(血便というよりも血が流れる人も…)
発熱があるとするとこの時に起こる

 

【発症7日目】

重症化すると溶血性貧血神経症状(HUS)※を引き起こしてしまう

 

※溶血性貧血神経症状(HUS)とは?

O157によって赤血球が壊され、溶血性貧血・血小板減少・急性腎不全などの症状が起こります。
全身がだるくなったり、むくみや食欲不振が悪化すると危険!
■ 初期症状は風邪っぽいから油断しやすい!

重症化すると大変なO157ですが、健康な大人が感染した場合は、軽い腹痛や下痢で終わることもあります。

 

「ただの風邪かな?」と思い放っておくと、重症化や、家族に感染する恐れもあるので、初期段階で「O157かもしれない」と疑い病院にいくのが大切です。

O157になったらどんな処置をすればいい?

腹痛O157の症状がでたら、悪化と二次感染を防ぐために適切な処置が必要です。
子どもや高齢者は免疫力が弱く、O157に感染しやすいので、一緒に住んでいる場合は特に気を付けて下さい。
どのような処置をするのが正解なのか?紹介していきます。

O157の症状がでたときの処置

消化のいい食事と水分補給をしっかりする

体が弱っているときに脂っこいものや消化の悪い食事を取ると、消化を助けるために体が頑張ってしまいます。
そうすると体が疲れ免疫力も低下してしまい、症状が悪化してしまう恐れがあります。

 

さらに下痢が続くと脱水症状になる危険性もあるので、スポーツドリンクや経口補水液(OS-1など)で水分補給をしっかりしておきましょう。

★看病をする人も気を付けよう★

手洗いを忘れない

人から人に感染するO157は、手洗いが最も大切です。
外出先から戻ったとき、トイレに行った後、食事の前など…どのタイミングでも必ず石鹸で手を洗いましょう。
さらにアルコール消毒をすると、感染を防げる確率が上がります。

 

アルコール消毒を忘れない

トイレや寝具など、菌がついている可能性のあるものは除菌しておくのが一番です。
除菌クリーナーやスプレータイプのものを、部屋ごとに置いておくと安心です。

 

同じお風呂には入らない

お風呂のお湯から感染することもあるので、O157に感染している人が最後に入るか、お風呂を入れ替えて入るようにしましょう。

間違えると命に関わる!O157の正しい治療方法

O157の治療方法は「抗生物質を飲んで菌の繁殖を防ぐ」ということです。

 

下痢止めを使ってしまうと、菌を大腸の中に残してしまうことになるので、さらに悪化させてしまう危険性があります。
「下痢がつらい」といって自己判断で薬を飲むのは絶対にやめましょう!

一体どこから湧いて出るの?O157の感染経路

疑問O157の菌は、牛や豚などの腸をすみかにしている菌です。
お肉の中に菌が感染していることや、糞や尿に菌が混ざり排出されたものが、土の中にある野菜に感染することが考えられます。

 

また、人から人への感染もありえます。
咳やくしゃみからの空気感染はありませんが、感染者の菌が手についていて、そのまま料理を作ってしまうなど、間接的に感染することもあります。

 

スーパーのポテトサラダからO157に感染?

スーパーマーケット2017年8月7日から中旬にかけて、埼玉県熊谷市や群馬県前橋市などで展開している惣菜店「でりしゃす」の系列店で販売されていたポテトサラダを食べた14人からO157が検出されたのは記憶に新しいかと思います。

現在調査中により、まだハッキリとした原因は分かっていませんが、スーパーで調理を完成するときに、牛肉を触った手でポテトサラダを詰めたり、調理器具を十分に洗っていなかったり、ということが考えられます。
(↑あくまで憶測ですが…)

今回感染して現在も体調を崩されている方は、一刻も早く回復するよう祈っております。

【誤認注意】
O157は熱に弱いはウソ?

鶏肉O157は「75℃で1分間加熱すると死滅する」という特徴があるので、簡単に予防できそうに感じますが、実はO157が分泌する“ベロ毒素”(毒性の強いタンパク質)は「80℃で10分間」の加熱で死滅します。

 

10分も加熱する料理となると…かなり限られてしまいますよね。
煮物やスープ、揚げ物などは長時間加熱するので比較的安心して食べられます。

 

特にお肉類を調理するときは、
“1分加熱したから”と安心せずに、念入りに火を通すようにしてください。