北海道のフランス料理店でアニサキス食中毒発生!利用者2人が発症

腹痛北海道札幌市のフランス料理店「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」を利用した男性2人がアニサキスによる食中毒を発症したとして、市保健所はお店を2日間の営業停止処分にしました。

 

オーベルジュ・ド・リル サッポロは、関東や関西でも人気のある「ひらまつ」の系列店で、ミシュランガイド北海道2017特別版で一つ星に認定されているほどの有名店。

 

原因は、サケを半生状態で提供したことであると判定しており、再発防止と安全強化に努めると公表しています。

そもそもアニサキスってなに?
食中毒の予防方法は?

アニサキスとは?

アニキサスアニサキスとは魚介類に寄生している寄生虫の仲間です。
食中毒の症状を起こすのは、2〜3センチの長さをしている「アニサキスの幼虫」。

 

魚介類の内臓部分に寄生していることがほとんどですが、まれに筋肉へと移動して私たちが食べる刺身部分で発見されることがあります。
人間に感染するのは、刺身で食べることが多い、サケ・サバ・アジ・タラ・イカ・ブリなどが多いです。

アニサキスは
どのように繁殖するのか?

繁殖アニサキスの最終宿主はクジラやイルカの腸内です。
そこで産卵をして、排出物とともに海に流れていきます。
それを甲殻類や魚介類が食べ、繁殖を繰り返していくのです。

 

人への繁殖は加熱しきれていないものや、死滅していないアニサキスを食べてしまうことで起こります。
しかし最終宿主がクジラやイルカのアニサキスは、人に感染しても体内で産卵し繁殖することはないので安心して下さい。
また、人から人へ感染することもありません。

ヒトに感染したときの症状は?

嘔吐アニサキスに感染すると起こる症状は、

  • 食後数時間以内に激しい腹痛と嘔吐に襲われる「胃アニサキス症」
  • 数日後に腹痛や吐き気が起こる「腸アニサキス症」
  • アニサキスが胃や腸以外に感染する「消化管外アニサキス症」
  • アニサキスに体が過剰に反応しショック状態を起こす「アニサキスアレルギー」

などがあります。

 

「アニサキスアレルギー」は血圧低下や呼吸困難など、命に係わる危険性もあるので、すぐに病院に行きましょう。

適切な対処法を知っておこう

診察アニサキスは胃や腸に感染していることがほとんどなので、消化器内科の先生がいるクリニックを選ぶと安心です。
内視鏡で虫を摘出すると、すっかり元気になるように、アニサキスが体内から排出されると自然と痛みや症状は落ち着いていきます。

 

アニサキスは体内で1週間ほどしか生きられないので、自然治療でも治っていくものですが、ずっと痛みに耐え続けないといけないのと、アナフィラキシーショックを起こす可能性を考えると早めに病院に行くのが賢明です。

 

しかも中には数ヶ月にわたって体内に生存し続けるケースもごく稀にあるので、おかしいな?と思ったらすぐに病院に行き、医師の診断を受けましょう。

予防方法はある?

煮魚一番の予防法は「生の魚を食べないこと」ですが、お刺身がスーパーなどでも多く販売している日本では、難しいですよね。
好きなものを食べられないとなると、ストレスが溜まり、健康にも良くありません。

 

アニサキスを死滅させるには、

  • 加熱調理(60℃以上で1分以上加熱する)
  • 冷凍(24時間以上冷凍保存する)

が有力です。

 

酢やわさびなどの調味料で死滅することができると言われることもありますが、確実ではないので危険。
長さが2〜3センチと目視できるので、身の中のアニサキスを取り除くことは可能ですが、全部取り除けているか分からないので、これも確実ではないですね。

 

手っ取り早く確実に死滅させるには、
「加熱」か「冷凍」と覚えておきましょう。