防風通聖散と
組み合わせてはいけない漢方薬

ダメな飲み合わせ防風通聖散は、内臓脂肪や皮下脂肪を燃やす、便秘や冷え性、肩こりの解消などに効果のある漢方薬ですが、
次の漢方と一緒に飲むのは避けてください。

 

飲み合わせるとどうなるのか?も、メモ書きしておいたのでチェックしておきましょう。

 

防風通聖散との飲み合わせが悪い漢方薬

漢方薬 飲み合わせると
どんな害が出る?
危険度★★★★☆

芍薬甘草湯
(しゃくやくかんぞうとう)
当帰芍薬散
(とうきしゃくやくさん)
甘麦大棗湯
(かんばくたいそうとう)
加味逍遥散
(かみしょうようさん)
甘草(カンゾウ)という生薬が重複するので、
偽アルドステロン症
危険性特大!
危険度★★★★★

葛根湯
(かっこんとう)
上に加えて、
麻黄(マオウ)という生薬が重複するので、頭痛・不眠・動悸・イライラ・吐き気が出やすい。
危険度★★☆☆☆

桂枝茯苓丸
(けいしぶくりょうがん)
のぼせを取る生薬が重複するため、冷え気味になることがある。
危険度★★☆☆☆

参蘇飲
(じんそいん)
せきが酷くなる、感冒の症状も出る。
危険度★★☆☆☆

清肺湯
(せいはいとう)
咳や痰が酷くなる。

これら以外にも、むくみに効果のある「五苓散(ごれいさん)」もダイエットに人気があるため、飲み合わせについての質問が多いようですが、五苓散と防風通聖散では生薬の被りがほとんどないため、併用しても特に問題はありません。

生薬の過剰摂取による効果の出すぎが原因

効きすぎると逆効果上の項目にて、防風通聖散との飲み合わせが良くない漢方薬をいくつか紹介しましたが、これらは全て、生薬が被ることによる過剰効果が原因です。

 

特に気をつけないとダメな生薬が、
甘草(カンゾウ)麻黄(マオウ)

 

防風通聖散にはこれらの生薬がどちらも入っているので、もし併用したい漢方薬があるのなら、この2種類の生薬が入っているかどうか?は必ずチェックしましょう。

 

また、生薬にはそれぞれ『1日の摂取量』が定められているので参考程度に知っておいてください。
一番危険な甘草を例に説明していきますね。

 

甘草(カンゾウ)の1日摂取量目安

約5.0g

これに対して「防風通聖散」に入っている甘草の量は下記のとおり。

 

■ 防風通聖散に入っている甘草の量(1日あたり)

満量処方 2/3処方 1/2処方
2.0g 1.5g 1.0g

お次は「芍薬甘草湯」に入っている甘草の量を見てみましょう。

 

■ 芍薬甘草湯に入っている甘草の量(1日あたり)

満量処方 1/2処方
6.0g 3.0g

処方量の組み合わせてによっては、1日上限の5gを超えないように調整はできますが、そうなると他の生薬量も減るので全体的に効果が落ちてしまいます。

 

両方とも満量処方のものを併用すると…
超高確率で、偽アルドステロン症という病気になってしまいます。
(脱力、高血圧、むくみ、吐き気、動悸、意識障害、糖尿病悪化など)

 

※偽アルドステロン症については、コチラで詳しく説明しているのでもっと詳しく知りたい人は確認してみてください。

漢方薬は併用せずに
1種類ずつ試すのが◎

1種類ずつ飲みましょう防風通聖散と他の漢方薬の飲み合わせによるデメリットを説明してきましたが、防風通聖散だけに限らずどんな漢方薬でも併用はしない方がいいです。

  • どれくらい効果が出るのか?
  • 副作用は出ないか?
  • 体質に合っているか?

複数の漢方を併用せずに1種類ずつじっくりと試した方が、どの漢方薬が効くのか効かないのか?がハッキリわかりますし、副作用によるリスクも回避できます。

 

どうしても併用したい人は、医師や薬剤師に相談をしてOKをもらってから飲み合わせるようにしてください。